Infini Tec Wave LLC

代表 高橋 史郎

これまでの軌跡と思いをご覧ください

代表挨拶

Apple社の公式資格を保有し技術的サービスを提供する業務に従事して来た経験があります。(2014.09〜2023.08)

Apple製品の技術的なサービスを提供する業務の経験から、スマートフォンやタブレット、パソコンに関する知識と経験を築き上げることが出来ました。その経験がベースとなり、Google Analyticsや従来のChat Bot AIの構築(フロー型)、ローコードアプリ制作を独自で手掛けることが出来る様になったのです。

「人々のスマホ事情をより快適に利用できるようサポートする」

この思いを胸に長年従事して来ました。そんな折り、いつしか

「ビジネス環境におけるICTの支援もして行きたい」そんな思いが芽生え、従来の業務をしながら独学で様々なことを学びました。

・Google Analytics

・Google AdSense

・Google App Sheet など

そしてデータモデリングを学習し、システムの全体像を理解し始めました。

通常業務を従事しながら、ひとりの開業医の方の個別支援を担当させていただくこととなりました。通常業務の公休日を利用し医院にお伺いして、院内で使用しているパソコン機器の個別支援を行う様になったのです。(2017年)

様々な要望にお応えをしていく内に、その開業医の方からご紹介で別の開業医の方の担当をし、更に紹介の輪が広がり、良かれと思って始めた個人的な支援が、事業という形に変わっていったのです。

月日が流れ、スマートフォンに関する教室や講座の依頼を受ける様になり、想像以上にスマートフォンのことで悩んでいる方々が多く、支援が必要なのだと痛感しました。(2019年)

そこで私は「スマホの悩み事を解決できるアプリを作ろう!」と思い立ち、フロー形式のモバイルアプリ制作に挑みました。全く知識も経験も無かった私は、独学だったこともあり本当に悪戦苦闘をしました。当時はノーコードアプリというコンテンツがありませんでしたので、ローコードでアプリを制作する方法を選択したのです。

約半年間の独学期間を経て、スマホ解決アプリを完成させました。次の関門はGoogleやAppleのアプリ検閲検査を通過することでした。半素人が制作したアプリには脆弱である要素が含まれていて、何度も改善要求をされ、なかなかリリースすることを許されなかった事を、今での昨日のことの様に覚えています。(2020年頃)

GoogleとAppleのアプリ検閲検査と戦いながら、「みんなが困らないスマホライフを、1日も早く届けたい!」という思いで邁進していましたが、制作したスマホ解決アプリはフローの数が多く、最終的なゴールである問題解決までフローの手順が多すぎるという課題も感じていたのです。

そこで芽生えたのが「会話形式で対応をするChat Bot AIを作れないだろうか?フロー形式よりも高齢者の方々は使いやすく感じるはず!」こんな思いです。これの思いつきをきっかけに私のChat Bot AIの制作が始まります。(2021年:コロナ禍)

・Google Dialogflow

・IBM Watson AI (現在は Watsonx AI)

・Botpress

上記に挙げたコンテンツを活用し、独学でChat Bot AIを作る戦いが始まります。

「公式LINEの中でChat Bot AIを動かしたい、会話の履歴も記録として残したい」そんな目的から、最終的に活用するコンテンツは「Google Dialogflow」と決め、GASを中心にして動かし、スプレッドシートに会話履歴を残す構造でリリースすることが出来ました。(2022年の冬:アプリ検閲検査はクリアできず)

この頃、コロナ禍で教室や講座を開講することは非常に困難な情勢でしたが、ビジネス支援の要望が多かったことから、個人事業主として起業することを決めました。起業の活動を始動していく内に、専門家として登録を勧められ、各所に専門家登録をすることとなったのです。

・静岡県 産業振興財団 中小企業等支援事業 専門家派遣制度

・静岡市 B-nest 中小企業等支援事業 専門家派遣制度

・静岡県教育委員会 専門家登録制度

・静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター クリエーター

・各市町村の専門家登録等

これらは全てICTの専門家として登録をし、ここを起点に講座や教室・セミナーの依頼を受ける様になったのです。(2023年)

『大規模言語に基づく人工知能AI:OpenAI社のChatGPT』の登場により、私のビジネスは大きく変わって行きました。人工知能AIに関する事業に将来性を感じた私は、ビジネスユースとパーソナルユースのシステム開発をすることにしたのです。私が最初に取り掛かったことはPythonのプログラミングを独学で習得することでした。全くプログラミングの経験や知識の無い私がです。

3ヶ月の独学期間を経て、私が最初に得た成果物は、LangChainという手法を使用しChatGPTに特定の知識を参照させた上で回答をさせるというChat Bot AIです。これはGoogle ColaboratoryをベースとしPythonで詳細に指示を出した上で機能させるという物でした。今思えば、これがGPTsの原型だったのです。またこの構造が現在のマルチモーダルAIの基本的構造になっているのでした。基本的な構造や仕組みが分かっているからこそ、進化の過程や応用や汎用性も理解ができるのだと理解ができ、貴重な経験ができたと思っています。(2023.04)

大規模言語に基づく人工知能AIに関する知識や経験を積み、理解がある程度まで深まったところで、Microsoft for startupsに応募をしました。企画立案、構造図面の作成、データフローなど素人ながら一生懸命に作成し、思いを詰め込めるだけ詰め込んで応募をしたのです。その熱意が伝わったのかMicrosoft for startupsに見事!採択され、Microsoft社の支援を受けながら最新の人工知能AIを活用したシステム開発の支援を受けられることとなったのです。(2023.07~)

ChatGPT、MicrosoftのCopilot、GoogleのGemini、Anthropic社のClaude3(旧Amazon)など様々なAIが登場し、更に進化や発展も2〜3週間毎と…最新情報を追うだけでも睡眠時間が足りなくなる様な状況下で、セミナーの講師依頼も徐々に入って来るようになりました。(2023.09)

「人に伝えるには、自分が正しく理解していなければ、正しく伝えることが出来ない」と私が部下に良く伝えていた言葉です。この時この言葉は自分に向けられていました。セミナーや教室の講師依頼を受けることで、私の学びはより一層深くなっていったのです。そんな中、最新の人工知能AIは文章を回答するというフェーズから、様々なものを回答するというフェーズに移行しました。(マルチモーダルAI)この辺りから情勢が一気に変化し始め、汎用性の可能性も裾野が広がり始めました。(2023.12)

Microsoft社やGoogle社の進化発展により、私たちユーザーが人工知能AIを用いたビジネスツールを開発できるPlatformを環境を提供してくれる様になりました。これにより自社のデータや情報・限定的な情報やデータを前提条件とし人工知能AIを機能させられる様になったのです。私の過去の経験の一つであるLangChainの知識と経験が役に立ちました。

しかしビジネスで利用できるツールを構築するには、BPMやBPMNの知識が理解が必要不可欠です。(Business Process Model & Notation)これを理解した上でPDCAサイクルを廻せるツールでなければなりません。BPNやBPMNを理解する上で過去の経験の一つであるGoogle Dialogflowの知識と経験が役に立ちました。

そして人工知能AIのハルシネーション(揺らぎ:間違える)の構造や仕組み、またそれらを軽減させるための対策の構造を理解する上で、Google Analyticsの経験や知識がなければ、私の今の理解力はなかったでしょう。「また誰もが使えるAIツール作り」に欠かせないことが『アプリ制作』です。これもまたGoogle App Sheetノーコードアプリ制作の経験や知識が大きく役に立ちました。

そして最も重要なことがあります。それはデータモデリングの経験と知識です。どんなに有能な人工知能AIを知っていても、どんなに最新の機能を使えたとしても、建築物でいうところの「柱」とも言えるデータベースの構造が、正しく造ることが出来なければ形を成すことは困難なのです。私がこれまで経験してきたことや経緯は、遠回りではなかったと思いました。これから必要になる経験をしてきたのだと実感をしました。そして今も私は新しいことを学び続けています。(2024.04)

私の独特な解釈ではありますが、最後に『私の独り言』を綴ります。最新の人工知能AIは生成技術が優れているという点に注目が寄せられていますが、それは真意ではないと私は思っております。本当に素晴らしい進化と発展は、大量のデータの中から瞬時に回答を得られる技術が進化したことだと思っております。GPUの進化です。みなさん想像してください『サハラ砂漠の中から特定の3粒の砂粒を探してください』それを数秒でやってのけてしまう様な技術なのです。人工知能AIとして理解をするのではなく、人工知能AIを機能させている技術を正しく理解した上で、ビジネスに活用できるシステムやコンテンツを開発すべきだ。私はそんな考えを持って開発を進めています。

これまでの経験を活かし専門家として、皆様のお役に立てる様、支援して参ります。

Infini Tea Wave 合同会社
執行代表役員 高橋史郎